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Author:ロングテーラー
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ロングテール研究所
誰も知らないお奨め映画『ロングテールムービー』を発掘する【ロングテール研究所】
             
ロングテール研究所では、採り上げる作品を以下の様にロングテール度とお奨め度の二つの指標で紹介しています。お奨めでない作品は、基本的に取り上げないつもりです。

ロングテール度:★(誰もが知っている)、★★(殆どの人が聞いたことがある)、★★★(聞いた事があるような・・・)、★★★★(知っている人はめったにいない)、★★★★★(誰も知らない)  ・・・サンプルはこちら

お奨め度:★(もしご興味があれば)、★★(お奨め、でも人によっては・・・?)、★★★(観る価値あります)、★★★★(機会があれば是非!)、★★★★★(探してでも観て!)


「テレプシコーラ」 山岸凉子の傑作
ついに「テレプシコーラ」の10巻を読み終えてしまいました。このところハマッていた山岸凉子の傑作バレエ漫画です。

すでに賞も取っているし、評価も定着しているし、いまさらわたしが何かを付け加えるというのもおこがましい、巨大な山脈のような傑作漫画です。

ロングテール度:★
お奨め度:★★★★★

バレエに全てを懸けた、少女たちの姿が、一組の姉妹を中心にして語られていきます。少女たちの純粋さと、真摯さに、ついつい物語の中にのめり込んでしまいます。物語の訴求力は凄まじく、最盛期のスティーブン・キングの小説のように、まるで襟首を掴まれて本の中に引きずり込まれるようにはまり込んでしまいます。ついに10巻まで読んでしまい、先が無いのが寂しいくらいです。


[READ MORE...]
「クローバーフィールド」 映画史に残る大傑作?
話題の映画「クローバーフィールド」をたったいま観てきました。興奮冷めやらぬなかで書いていますので、筆のすべりがあるやもしれません。悪しからず。

ロングテール度:★ お奨め度:★★★★★

大傑作だと思いました。どれくらい傑作かというと、傑作という言葉で表現できないほどの傑作。「2001年宇宙の旅」レベルの傑作です。

映画を観ながら思ったのは、この映画を評価する事は、リュミエール兄弟から始まる110年におよぶ映画の歴史、その全てを否定する事になるということです。それでも、あえて傑作と評価したいというのが、今のわたしの気持ちです。

(具体的な内容は追記で書くことにします。下の[Read More]をクリックしてください)


[READ MORE...]

テーマ:B級映画 - ジャンル:映画

「2001年宇宙の旅」 この作品も昔はカルトだった
「2001年宇宙の旅」。どこへ出しても恥ずかしくない、堂々たるファットボディですね。でも昔はこの作品もカルトムービーだったのです。



公開当時、わたしはまだ八歳でした。当然、その時には観ていません。はじめてみたのは1978年のリバイバル上映のとき。テアトル東京のシネラマスクリーンで、一番前の席に座って観ました。

冒頭の有名なタイトルバックのシーンでは、自分の座っている映画館全体が回転したような錯覚を覚え、あっけにとられました。後にも先にも、映画を見てあんな経験をした事はありません。

78年に再上映されるまで、この映画は観たくても観られない幻のSF映画だったんです。当時、倒産していたMGMが配給権を持っていて、その権利関係が複雑で上映できなかったようです。ビデオもDVDも無い時代です。TV放映なども望めません。

再上映の二三年前から、(見た人はほとんどいなかった筈なのに)なぜか急激にこの映画の評価が高まりました。映画雑誌「ぴあ」の歴代ベストテンで一位を連続していたのもこの頃です。なんとか「ぴあ」が、フィルムを見つけて自首上映しようとしたのですが、叶わず、上映できたのはスチル写真のスライドのみでした。それほど、この映画は幻だったのです。

中学時代の恩師が、授業中、何かの拍子にこの映画の話をしてくれた事がありました。リバイバル上映されるよりも五年ほど前のこと、まだこの作品が無名の時代のことです。わたしは映画雑誌からの知識で、一応名前だけは知っていましたので、興味津々で話を聞きました。しかし、先生の言った事というのは、「とにかくスゲーんだ」「シネラマがスゲーんだ」とかばかりで、さっぱり要領を得ません。しかたなく、授業の後で個人的に話を聞きに言ったところ。「とにかくスゲーんだ。宇宙飛行士が、最後に赤ちゃんになっちゃうんだ」

??? 先生たるものが、こんな説明で良いんでしょうか。まるっきり意味が分かりませんでした。

そんな事もあって、この映画に対する興味はつのり、再上映が決まったときは天にも上る気分でした。

数年前、この映画のDVDを買って数十年ぶりに観ました。この作品は、あまりに有名なので、映像がすみからすみまで頭に嫉きついていると思っていたのですが、驚いた事に忘れていたシーンばかり。始めてみたときよりも新鮮に観る事ができました。感動したのは、映像の斬新なところ。今観ても、旧いどころか、こんな映像観た事無いと思わせる、素晴らしい映像の数々です。やはり、本物の名画、本物の芸術作品なのでしょうね。

ロングテール度:★
お奨め度:★★★★★

一生に一度は観なくてはなりません。


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テーマ:特撮・SF・ファンタジー映画 - ジャンル:映画

「黒い家」 日本ホラー小説の金字塔
前回に続いて小説をご紹介しましょう。今日のおすすめ本は、貴志祐介さんの「黒い家」です。ロングテールどころではない、ベストセラーにもなった有名な小説です。堂々たるファットボディです。



ロングテール度:★
お奨め度:★★★★★

非常に怖い小説です。しかもオカルトではなく、人間の怖さ一本で押し切る力作です。登場する悪役の造形が際立っていて、その人物の描写によって恐怖感を盛り上げています。反社会性人格障害(いわゆるサイコパス)というものを有名にした小説でもあります。

貴志祐介さんの小説はどれをとっても面白く、新作が待ち遠しい作家のひとりなのですが、なんとこの小説がデビュー作。初めての小説が、これだけのパワーと完成度を持っているのだから、天才と言うほかありません。文章は丁寧で分かりやすく、科学知識をはじめとして様々な知識を分かりやすく小説に取り込むところも特徴です。「黒い家」では、心理学の知識が小説の中心になっていますが、見逃せないのは主人公の勤める生命保険会社に関する様々なエピソードです。小説の前半では、こういった小技がうまく効いていて、読者が気がつくとホラーの真ん中に立っていることに気づかされます。

この小説が出たのは、まだわたしが独身一人暮らしのときでした。オンライン書店のセブンアンドワイなら、忙しい一人暮らしでもインターネットで注文して、近くのセブンイレブンで二十四時間受け取るという事が可能です。

セブンアンドワイトップページ

そう云えば「黒い家」の中の一番怖いシーンは、一人暮らしの若槻が夜中にふとコンビニに買い物に行ったため、命びろいするところでした。

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テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学

「ノーカントリー」 
アカデミー賞受賞作「ノーカントリー」。

ロングテール度:★
お奨め度:★★★★

最近では、めったに映画館に行かないのですが、本日、観てまいりました。
とても良かったです。やはり殺し屋シガーを演じるハビエル・バルデムさんが、とても印象に残ります。

無表情な貌で、仕事の殺しも、無意味な殺しもてきぱきとこなす、異様な人物像。
ターミネーターの様に、逃げても逃げても追ってくる殺し屋は、異様な風体の中年のおっさんなのがかえって不気味です。

80年代のテキサスが舞台。出てくる男はみんなテンガロンハットをかぶっているイメージです。ジム・トンプソンの小説のような世界ですね。

それにしても、こんな作品がアカデミー賞を取るとは、世の中変われば変わるものです。だってこれって、「ゲッタウェイ」が作品賞取るようなものでしょう。あの時代の人に、「ゲッタウェイ」みたいな作品がアカデミー賞を取ったって言っても、誰も信じないでしょうね。

◆ あと、アカデミー賞作品の割には、映画館がかなり空いていた。作品の内容からみても、あまりヒットしそうな映画ではなさそう。アカデミー賞作品ということで、無条件にロングテール度を★一つ(ファットボディ!)としましたが、★二つがいいところかなあ。むしろ数年後にはカルトになってしまうんじゃないか、などと思っています。

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テーマ:ノーカントリー - ジャンル:映画