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Author:ロングテーラー
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ロングテール研究所
誰も知らないお奨め映画『ロングテールムービー』を発掘する【ロングテール研究所】
             
ロングテール研究所では、採り上げる作品を以下の様にロングテール度とお奨め度の二つの指標で紹介しています。お奨めでない作品は、基本的に取り上げないつもりです。

ロングテール度:★(誰もが知っている)、★★(殆どの人が聞いたことがある)、★★★(聞いた事があるような・・・)、★★★★(知っている人はめったにいない)、★★★★★(誰も知らない)  ・・・サンプルはこちら

お奨め度:★(もしご興味があれば)、★★(お奨め、でも人によっては・・・?)、★★★(観る価値あります)、★★★★(機会があれば是非!)、★★★★★(探してでも観て!)


「鉄塔武蔵野線」 こんな小説あるの!
銀林みのる著、「鉄塔武蔵野線」。第六回日本ファンタジーノベル大賞受賞作です。
鉄塔ものというジャンルを開拓したとまで云われる怪作。しかし、そのジャンルで続く作品はまだ現われません。

ロングテール度:★★★★
お奨め度:★★★

武蔵野線といっても、東京の外縁を四時間かけて週るJRの電車ではありません。武蔵野線とは、高圧線の鉄塔のこと。夏休みのある日、5年生の美晴は、近所の鉄塔に「武蔵野線75−1」という票が付いているのを発見します。ひとつ隣の鉄塔は「76」。反対側の隣の鉄塔は「74」。この大発見に胸を躍らせた美晴は、2歳下のアキラと自転車に乗って、武蔵野線を辿る冒険旅行に出発します。鉄塔を順番に辿って「1」まで行く。そして「1」番鉄塔の地下には原子力発電所があるはずだ、と。

誰にでも憶えるのある、夏休みのあの日を思い出す、素晴らしいファンタジーです。

美晴とアキラは、鉄塔をひとつ辿るごとに、その鉄塔の脚で囲まれた四角い接地面の「結界」に入り、その中心に宝物である酒蓋(日本酒の壜の蓋のこと)をひとつずつ埋めていきます。

いつの間にか近所を離れ、知らない町に入るふたり。鉄塔に対する美晴のうんちくが、とても面白いです。「男鉄塔」「女鉄塔」「姐ちゃん鉄塔」「ばあちゃん鉄塔」などと、鉄塔の特徴をとらえてカテゴライズしていきます。鉄塔「武蔵野線」は実在する東京電力の送電線で、埼玉県新座市から東京の西東京市(保谷市)を結びます。この小説には、美晴とアキラが眼にする全ての鉄塔の写真が掲載されており、「オオ、これが女鉄塔か」と小学生の二人といっしょになって愉しむ事ができます。

やがてアキラとも別れひとりになり、ついに一夜を明かし、川を超える美晴。1番鉄塔がいよいよ近くなる。そんな美晴の背後には、鉄塔警察の手が…。

「鉄塔武蔵野線」がファンタジー大賞を取ったときの模様が、「文学賞メッタ斬り!」に紹介されていました。なかなか笑えます。



★ 「鉄塔武蔵野線」は映画化されました。私は見た事ないのですが、一度見てみたいと思っています。
「ライアー」 あなたはだまされる
1997年のアメリカ映画「ライアー」。ジョナス&ジュシュ・ペイント監督。ティム・ロス、レネー・ゼルウィガー出演。ポリグラフを使った、取調室における三人の男の密室ドラマ。三人とは、

ウェイランド:29歳。IQ151。プリンストン大学心理学主席卒業。大富豪の息子。
ケネソウ:44歳。IQ122。ノース・カロライナ大心理学部卒。嘘発見器歴1500件。自白率92%。
プラクストン:33歳。IQ102。レークモント高校卒。157人中125番。スーパーの警備員を経て警察。

だそうです。

ロングテール度:★★★★
お奨め度:すみません。評価できません。


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「ブルーベルベット」 デビッド・リンチの描く原色の悪夢
デビッド・リンチの代表作として「ブルーベルベット」を採り上げたいと思います。

ロングテール度:★★★★
お奨め度:★★★★

私は大好きな映画なので、お奨め度に★五つ上げたいのですが、誰にも薦めるには無理のある内容なので、四つに留めようと思います。

一度観たら、その甘美な世界に囚れて、脱けられなくなるような作品です。この映画を一言で表すと、グロテスク。裏庭で大きな石を引っくり返したら、湿った裏側に気持ち悪い蟲がうじゃうじゃいるのを見付けたような感じです。



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「九月が永遠に続けば」 天才作家のデビュー作
平静16年度、ホラーサスペンス大賞受賞作。沼田まほかる、「九月が永遠に続けば」。
桐野夏生、綾辻行人、唯川恵ら、実力作家に絶讃されてのデビュー作です。最近読んだ中では、トップクラスの面白さでした。とてもデビュー作とは思えません。天才っているんですね。

ロングテール度:★★★★
お奨め度:★★★★

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テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

「パピヨン」 実話にもとづいた脱獄ドラマ
スティーブ・マックィーン、ダスティン・ホフマン出演。フランクリン・J・シャフナー監督の「パピヨン」。
原作はアンリ・シャリエールの自伝小説です。

ロングテール度:★★★★
お奨め度:★★★★

スティーブ・マックィーン演じる囚人は、胸に蝶の刺青があることからパピヨン(蝶)と呼ばれています。パピヨンは殺人罪による終身刑で、南米フランス領ギアナの刑務所に入れられますが、とにかくひたすら脱獄を繰り返すのです。パピヨンの自由に対する執念には、凄まじいものがあり、何度失敗してもまた脱獄を繰り返します。また、ギアナの刑務所というのが、ふつう想像する刑務所とはまったく違う過酷なところ。ほとんど人跡未踏のジャングルのようなところなのです。

ダスティン・ホフマンは、友人のドガ役。後半、パピヨンが島流しにあってから、パピヨンを遠くから見つめるダスティン・ホフマンの顔がアウトフォーカスで何度も画面に映るのが印象的です。ふたりとも、すっかり老け込み、よぼよぼになってもまだパピヨンは脱獄を諦めません。ドガには、パピヨンのせいで釈放を不意にした過去があり、一時、パピヨンを恨んでいる時期があったのですが、最後にはわだかまりも消え、ふたりで島で暮らそうとパピヨンに言います。しかし、パピヨンは自由を諦めず、断崖の上で最後の別れのシーンとなります。

青い海、青い空、白い砂浜、緑のジャングルと、美しいような眩しいような自然がいっぱいに溢れた映画です。特筆に価するのがジェリー・ゴールドスミスの音楽。物悲しいパピヨンのテーマが耳について離れません。



「パピヨン」と直接は関係ないのですが、同じテーマで、やはりこれは外せないでしょう。




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