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誰も知らないお奨め映画『ロングテールムービー』を発掘する【ロングテール研究所】
             
ロングテール研究所では、採り上げる作品を以下の様にロングテール度とお奨め度の二つの指標で紹介しています。お奨めでない作品は、基本的に取り上げないつもりです。

ロングテール度:★(誰もが知っている)、★★(殆どの人が聞いたことがある)、★★★(聞いた事があるような・・・)、★★★★(知っている人はめったにいない)、★★★★★(誰も知らない)  ・・・サンプルはこちら

お奨め度:★(もしご興味があれば)、★★(お奨め、でも人によっては・・・?)、★★★(観る価値あります)、★★★★(機会があれば是非!)、★★★★★(探してでも観て!)


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「ミスト」と「ランゴリアーズ」
最近、スティーブン・キング原作の映画のDVDをよく観ています。今日は、「ミスト」と「ランゴリアーズ」について書きたいと思います。

あらためて思うと、この二作って、どこか似たところがあります。それは、どちらもジャンル的に言うとB級SF映画っていうところ。ありていに言えば、「ウルトラQ」「アウターリミッツ」の世界です。原作小説は、どちらも長編にしては短すぎるし、短編にしては長すぎるという共通点もあります。両方とも、原作小説ははるか以前に読んでいたんですが、映画を観るのは今回が初めてでした。(「ミスト」は比較的最近の映画ですが、「ランゴリアーズ」の方は10年くらい前の作品です)

原作小説を比較すると、「ミスト」 > 「ランゴリアーズ」で、DVDを観る前の期待的にもこの順位だったんですが、映像作品を観た感想で言うと 「ランゴリアーズ」 > 「ミスト」でした。

まず「ミスト」ですが、良かったのはスーパーマーケットが謎の霧に包まれるところまで。霧がスーパーを飲み込む場面は、ワクワク感も盛り上がりもあって、とても期待しました。ですが残念な事に、この場面をピークに、映画としてもどんどん悲惨な状況になってしまいます。

最初に気になったのは、登場人物がどれも薄っぺらで書き割りみたいなところ。そりゃ、スティーブン・キングの原作なんだから…という声が聞こえそうですが、それでも原作を読んだときは、もっと自然なキャラクターだったように思います。特に、主人公の隣に住むうるさ型の弁護士など、あんな変なキャラクターだったかな?(読んだのが二十年以上まえなので、このあたりの記憶は怪しいです)

そして何よりもこの映画をスポイルしているのが、徹底的にダメなアクション・シーンです。特に最低なのが、映画中断の怪物昆虫と怪物鳥がガラスを破ってスーパーの店内で大暴れをするパニック場面。この場面で観客は、登場人物たちのウンザリするような無能ぶりを、これでもかと見せつけられることになります。もう本当にイヤになりました。

べつに登場人物にスーパーマンになって欲しいわけではありません。むしろ、登場人物の性格や弱点に根ざした愚かな選択や誤った行動は、映画を面白くするスパイスですので大いに期待するところです。許せないのはアクションシーンで無能であること!

怪物昆虫が正の走光性をもつのが明らかなのに、奴らがガラスを破って入ってきたと同時に、店内の灯りを点けまくる馬鹿。怪獣を撃退するために松明を用意したところまではいいのに、肝心の100円ライターを何回すっても火を点けられない能無し。そのくせ、本人が襲われる直前になってなぜか火が点く!拳銃をやたら振り回すだけで一発も引き金を弾かずに、怪獣のあとをどたばた走って追いかけるだけのタコ!そのくせ、怪獣に散々好き放題やられた後になって、一発で怪獣を仕留めたりしてみせます。こんな場面を、えんえんと見せられた日には、そりゃあ観客を馬鹿にしてんのか!って思いますよ。

この「ミスト」という映画、衝撃的で絶望的なラストシーンを売りにしているようなのですが、このラストシーンというのが、なんともとほほな出来なのです。

原作の「霧」という小説のラストは、まるでヒッチコックの「鳥」を思わせるような、静かで絶望的で、シーンがまざまざと脳に刻み込まれるような美しい場面でした。それなのに、比較的原作に忠実に作ってきたこの映画が、なぜ最後になってあのような、とって付けたような余計なシーンを付け加えたんでしょうか?何か衝撃的で意味ありげな終わり方をしなければ気がすまなかったのでしょうか?だとしたら、製作者の意図は完全に空回りしていると言わねばなりません。あんなシーン見せられたって何の感想もありませんよ。真の絶望っていうのは「泳ぐ人」や「ひとりぼっちの青春」や「バージニアウルフなんか怖くない」のようなラストを言うんです。また衝撃というんだったら「眼には眼を」でしょう。どれも単にうわべだけの衝撃を狙ったのではなく、それまでのストーリー全体を受け止め、誰もが、ああそうだ、このラストしかありえないと納得するような力強い意味のあるシーンです。

このフランク・ダラボンという監督は「ショーシャンクの空に」で注目を集めました。わたしも「ショーシャンク…」は良かったので、しばらくは注目していた監督なのですが、その後見た作品がどうもダメなのです。と言っても、「グリーン・マイル」「マジェスティック」とこの「ミスト」くらいなのですが…。

どれも一見良くできた面白そうな映画なのですが、観ているうちにうんざりしてくるのです。どういうところがうんざりするかというと、彼の映画があまりにも作り物じみているところ。お話はとてもよく出来ていて途中まで引き込まれもするのですが、あまりにもよく出来すぎているというか、次第にウソが透けて見えてくるような感じなのです。ここで盛り上げて観客を感動させてやるぞ!そのためには、ここにこう云うシーンを入れておいて、さらにその前に主人公にこう云う行動をとらせて、恋人にはこう云うセリフを言わせておこうっていう感じ。なにもかも都合よく計算されていて、しかもその計算が透けて見えちゃうのです。なんというか、逆転されるための逆転とか、危機を脱出させるために作られた危機というか…。

今思うと、「ショーシャンク…」の良さも、大部分は原作の「監獄のリタ・ヘイワース」に負っていたと思われます。たとえば、「ショーシャンク…」で囚人たちがオペラを聞いて感動して立ちすくむシーン。映画をみたときは、不覚にもちょっと感動しちゃったのですが、同時にちょっと盛り上げすぎで作りこみすぎなんじゃないとも思っていたような。そもそもあんなシーン原作小説にあったかな?

そんなわけで、このフランク・ダラボンは、現在私の中で要注意監督No1という名誉ある座を占めてくれています。

一方「ランゴリアーズ」ですが、これは原作小説の方が、まあ面白いんだけどちょっとねえ…という感じ。昔のTVのSF番組のように、物語に引き込まれるのですが深みがないのです。しかし、これを映像にしてみると、そんな欠点が気にならなくなり、案外バランスのとれた面白い作品に見えてしまうのでした。

飛行中の旅客機の中から、十人ほどの登場人物を残して、他の人間が全て消えてしまうという、衝撃的なシーンから物語はスタートします。そして様々に散りばめられた謎を一つ一つ解いて行くと、自然と物語の中に巻き込まれていくというつくり。さすがスティーブン・キングと言いたくなるほどの、名人芸です。登場人物の中に、秘密情報部員が紛れ込んでいるなどという、ご都合主義かつありえない設定も、ややチープな映像の中で語られると、なぜかとても自然に思えてしまいます。

物語の根幹を支える、トゥーミーさんという極端な性格の(マンガのような)キャラクターも、ふつうなら失敗なのでしょうが、この映画に限っては非常に巧くマッチしていて、むしろこの作品の一つの魅力になっています。

子供の頃、夢中になった「ウルトラQ」の世界が、この映画にはあるのです。わたしなどは、原作を読んで内容は知っているのに、自然に引き込まれ最後まで楽しく観てしまいました。

お終いに出てくる、「ランゴリアーズ」という怪獣も、とってもユーモラスでなんとなく可愛くてとってもいい感じです。しかも、単に可愛いだけでなく、独特の気味悪さや怖さも兼ね備えた忘れられないキャラクター。ちょっと違うかも知れないけど、「トトロ」に出てきたマックロクロスケを、とても怖く兇悪にしたような独特の持ち味があります。

* ちなみにうちの子供たち(小2と幼稚園年少)は、ランゴリアーズの怪獣が大好きです!

これはおそらくTVのミニシリーズか何かで、お金がかかっておらず、特撮など映像的にはかなりトホホな部分も多いのですが、ファンにはとても楽しめる作りになっております。





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「アサルト13・要塞警察」 残念なリメイク
一昨日、日曜洋画劇場で「アサルト13・要塞警察」を観ました。この作品は、このブログでも紹介した、ジョン・カーペンターの「要塞警察」をリメイクしたもの。イーサン・ホークとローレンス・フィッシュバーンが出演しています。わりと評判が良かったので期待して観たのですが、もう一つの出来でした。リメイクである事を割り引いて、ただのアクション映画だと思って観ても、ほめられた出来ではありません。

ということで今回は、ロングテール度とお奨め度の評価はなしです。

(以下、この映画のネタばれがあります)

カーペンター版「要塞警察」の長所は、襲ってくるギャングを、感情を持たないエイリアンみたいに描いたことだと思います。それだけに、ギャングたちがサイレンサーつきのライフルで、次々に襲ってくるシーンは、不気味な迫力に満ちていました。たとえ人間の形をしていても、こいつらとはとってもコミュニケーションが成立しないな、と思わせるものがありました。それは、オリジナル作品冒頭の、あのアイスクリーム屋のシーンからしてそうです。だいたいこのシーンって、どんなホラー映画のどんなコワイシーンを持ってきても、太刀打ちできないくらいコワイんじゃないでしょうか?

それに対して今回の「アサルト13」ですが、襲ってくる敵役が理性を持った人間として描かれてしまっています。いろいろあっても、最後は人間同士。話せばわかるよ、と思わせてしまうのです。その分、たとえどんなに強くっても、不気味さはありませんでした。

今回の設定では、13分署を襲う集団の正体は、悪事の証拠隠滅を図る武装した警官なのです。いかにもアクションシーンの必然性を作り上げるための、ちょっとひねった設定って感じですよね。

では、単純なアクション映画としてどうかというと、これもあまり感心しません。アクションシーンの整理がきちんとついていなくて、理解できないところが多いのです。アクションシーンに肝心な、空間的位置関係もうまく整理されていません。そのうえ、クライマックスシーンが、なぜかいきなり森の中になっているのです。え?ここって、たしかデトロイトのダウンタウンだったよね?ここだけ別の映画をもってきて繋げてしまったみたい。木に竹をついだようです。

TV放映にあわせて大胆なカットがあったのかもしれませんが、とにかく、頭をひねることだらけの映画でした。

テーマ:TVで見た映画 - ジャンル:映画

シドニー・ポラック監督、逝去
シドニー・ポラック監督が、癌のためロスアンジェルスの自宅で逝去されました。73歳でした。
ポラック監督といえば、70年代、80年代を中心に名作を生み出した映画作家ですので、私も思い入れのある監督です。代表作には以下のものがあります。


  • ひとりぼっちの青春(1969年)
  • 追憶(1973年)
  • コンドル(1975年)
  • トッツィー(1982年)
  • 愛と哀しみの果て(1985年)


ジェーン・フォンダと組んだ「ひとりぼっちの青春」など、このブログでもいつか採り上げたいと思っていました。後年は、プロデューサーとしても活躍。「推定無罪」「コールドマウンテン」「フィクサー」などを生み出しました。また、俳優としても活躍し、このブログでも採り上げた「アイズ・ワイド・シャット」などにも出演していました。

ご冥福をお祈りします。
ポケットチーフの使いかた ~ 「ベニスに死す」
DIV.jpg ルキノ・ビスコンティ監督の名作「ベニスに死す」については、書かねばならないことが山ほどあると思います。でも、今回はそれにはふれません。

ちょっと変わった視点からこの映画についてふれてみようと思います。というのは、ポケットチーフの使いかたについて。

わたしがこの映画の中で気になっているのが、主人公のダーク・ボガードが、ホテルの晩餐会に出る仕度をするシーンでの、ポケットチーフの使いかたについてなのです。


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