プロフィール

ロングテーラー

Author:ロングテーラー
職業:会社員
家族:妻、子供(二人)
趣味:映画、小説、裁判

最近の記事

最近のコメント

スポンサードリンク

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター

アクセスカウンター

FC2カウンター

オンラインカウンター

現在の閲覧者数:

フリーエリア



MoMAオンラインストアジャパン

「フリッカー、あるいは映画の魔」 映画の中には魔物がいるhttp://longtailer.blog96.fc2.com/blog-entry-25.html">「フリッカー、あるいは映画の魔」 映画の中には魔物がいる
誰も知らないお奨め映画『ロングテールムービー』を発掘する【ロングテール研究所】
    
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「フリッカー、あるいは映画の魔」 映画の中には魔物がいる
今回は小説のお奨めです。このブログで初めてお奨めするにふさわしい小説は、と考えました。

「フリッカー、あるいは映画の魔」 セオドア・ローザック

1998年の海外ミステリーベスト1に選ばれた作品なので、ロングテールとは言えないでしょう。しかし、最近ではあまり書店で見かけなくなっています。

この小説、映画ファンのために神様が贈り物をくれたような作品です。映画ファンであれば、あまりの面白さに、くらくらと目眩いがすることでしょう。上でミステリーのベスト1と書きましたが、分類的にはダークファンタジーに入ると思います。

映画という魔物に取り付かれた主人公ジョナサン。かれはマックス・キャッスルという、映画史の中に埋もれてしまった幻の監督に魅かれ、その作品を追いかけるようになるが、いつしか自分も映画の闇の中に呑みこまれていく・・・。

暗闇の中で映写機のスイッチを入れたとき、ハロゲンランプの光る「ビコッ」という音。ハロゲンランプがセルロイドフィルムを焦がす臭い。スプロケットの爪がパーフォレーションを引っかく音。リールに巻き取られるフィルムの中で、上下逆さまになって踊り続ける女優たち。それらを知っている者には、こたえられない読書体験となるはずです。そうです、確かにあの闇の中には魔物が棲んでいました。

キネマトグラフィー、ゾーエトロープときて、さらに映写機のスプロケットの中から「マルタ十字歯車」が出てくるところ。そして読者は、マルタ十字架からテンプル騎士団、ヨハネ騎士団へと続くヨーロッパの闇の歴史の中に、いつしか誘い込まれてしまいます。

ジョナサンが、マックス・キャッスルの幻のフィルム「闇の奥」(むろん原作はジョセフ・コンラッド)を観る場面の素晴らしさ、恐ろしさ。全てが美しい悪夢のような小説です。

一生のうちに、何度あるかわからないほどの読書体験。映画好きであるなら、この小説を読まずに死ぬのは、あまりにもったいないです。

ロングテール度:★★★
お奨め度:★★★★★



人気ブログランキング
にほんブログ村 映画ブログへ
人気ブログランキングバナー(小)

スポンサーサイト

テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://longtailer.blog96.fc2.com/tb.php/25-1c2f72fc
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。