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「ブルーベルベット」 デビッド・リンチの描く原色の悪夢http://longtailer.blog96.fc2.com/blog-entry-78.html">「ブルーベルベット」 デビッド・リンチの描く原色の悪夢
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「ブルーベルベット」 デビッド・リンチの描く原色の悪夢
デビッド・リンチの代表作として「ブルーベルベット」を採り上げたいと思います。

ロングテール度:★★★★
お奨め度:★★★★

私は大好きな映画なので、お奨め度に★五つ上げたいのですが、誰にも薦めるには無理のある内容なので、四つに留めようと思います。

一度観たら、その甘美な世界に囚れて、脱けられなくなるような作品です。この映画を一言で表すと、グロテスク。裏庭で大きな石を引っくり返したら、湿った裏側に気持ち悪い蟲がうじゃうじゃいるのを見付けたような感じです。



デビッド・リンチとしては、難解なところもなく、わりと普通っぽい作品だと思います。しかし、だからこそ、デビッド・リンチらしさがよく表れている作品だとも思うのです。

リンチは、アメリカの中西部の小都市を舞台にして、普通さの陰に隠れたグロテスクさ、気味悪さを、これでもかというくらい抉り出しています。一見、普通で美しいものが、裏を返すと実は気持ち悪いというところを、何度も何度も見せられるのです。ですが、その気味悪いものから眼が離せないのです。まるで吸い込まれるように、見難さの中に、美しさを見出してしまうのです。

オカマ、サディスト、マゾヒスト、変態と、この映画には、まともな人間が一人も出てないんじゃないかと思います。唯一普通っぽかった、ローラ・ダーン演じる主人公の恋人にしても、映画の後半になって、なんでこの役がこの女優でなくてはならなかったのかという、とっても意地悪なシーンを見せ付けられ呆然としてしまいます。

凄いのが、デニス・ホッパー演じるフランクという悪人。変態さ全開で、その恐ろしいことと言ったら。以前、映画に表れた怪物的な悪役として、アンソニー・ホプキンスのハンニバル・レクター、ローレンス・オリビエのクリスチャン・ゼルを紹介しましたが、ここにデニス・ホッパーのフランク・ブースを付け加えなければなりません。この映画を始めて観た人は、おそらくこのデニス・ホッパーの演技にうなされるのではないでしょうか。興奮が頂点に達すると、酸素吸入器を口に当てて、ハアハア荒い息をしながら、血走った眼で変態行為に励むという、すさまじいものです。わたしもこの映画を観た後は、デニス・ホッパーって本当にああなんじゃないかと思いました。



イザベラ・ロッセリーニ演じるクラブの美人歌手は、デニス・ホッパーにセックスの奴隷にされます。彼女の旦那は誘拐され、耳を切られたうえ、なぶり殺しにされます。この暴力と変態に染められた世界に、好奇心の強いカイル・マクラクランが巻き込まれていくというお話です。ですが、お話に整合性はないように思います。それよりも、暴力と、変態と、グロテスクの織り成す世界に身を任せるのが、この映画の正しい観かたでしょう。

有名な青い空、白いフェンス、紅い花のオープニング。化粧をしたオカマのオジサンが、思いいれたっぷりに"Candy Colored Crown"を歌うシーン。イザベラ・ロッセリーニが"Hit me!"と言って、唇が画面いっぱいにアップになるところなど、全編魅惑的な映像に溢れています。

デビッド・リンチ特有の、チープさも魅力です。特に、中流家庭の原色を多用したチープなインテリアが薄暗い照明に照らし出されているところなど、たまらない魅力です。



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この記事に対するコメント

見てみたいです。
気持ち悪いのは好きではないのですが
気持ち悪いと言われるともれなく見たくなります。笑
デビット・リンチ監督は薄暗い照明が好きみたいですね。
彼の『エレファントマン』が好きです。
公開当時は姿は醜くても心の美しい主人公の映画、という評が
一般的でしたがどうも違和感がありました。
その後の監督の作品群を見ていると
やっぱりそうではないとつくづく思います。
エレファント・マンの成功で非常に短い間、長編『イレイザー・ヘッド』が公開されましたが
あまりに短い公開期間で見そびれたのは痛恨の極みです。
【2008/06/12 09:03】 URL | penpen #ZNkQllYk [ 編集]


「イレイザーヘッド」は、何回か観ました。この映画は、醜くて不気味なものしか描かないぞ!というデビッド・リンチの執念が結実したような作品です。
中でも傑作なのは、料理をしている奥さんのシーン。すぐ近くの椅子に、よぼよぼのおばあちゃんが腰掛けているのですが、この人、生きているのか死んでいるのかわからないくらいよぼよぼなのです。奥さんは、ふと手を止め、サラダを作っているボウルを、そのおばあちゃんの膝に置きます。そして木で出来た大きなフォークとスプーンをおばあちゃんの手に無理やり握らせると、ぐるりと椅子の後ろに回って、ちょうど二人羽織のようにして、おばあちゃんの手を動かして、ボウルのサラダをかき混ぜるのです。
デビッド・リンチにしか思いつかないような、ブラックでシック(sick)なシーンでした。
【2008/06/12 23:14】 URL | ロングテーラー #- [ 編集]


覗いてはいけないと言われると、つい見てしまう、そんな映画で、一度観てからやみつきです。(笑)
エロ、グロ、暴力の三拍子のそろった名作だと思います。それにしても、デニス・ホッパーほど狂気の役が似合う俳優さんいないかもしれません。凶暴すぎです。
応援です
【2008/06/12 23:23】 URL | Whitedog #- [ 編集]


コメントありがとうございます。
デビッド・リンチの映画は、エロ、グロ、暴力に加えて、派手でチープな感覚がなんとも好きです。
あと、白熱電球のフィラメントが切れるところなど。
【2008/06/14 00:00】 URL | ロングテーラー #- [ 編集]


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