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「ライアー」 あなたはだまされるhttp://longtailer.blog96.fc2.com/blog-entry-79.html">「ライアー」 あなたはだまされる
誰も知らないお奨め映画『ロングテールムービー』を発掘する【ロングテール研究所】
    
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「ライアー」 あなたはだまされる
1997年のアメリカ映画「ライアー」。ジョナス&ジュシュ・ペイント監督。ティム・ロス、レネー・ゼルウィガー出演。ポリグラフを使った、取調室における三人の男の密室ドラマ。三人とは、

ウェイランド:29歳。IQ151。プリンストン大学心理学主席卒業。大富豪の息子。
ケネソウ:44歳。IQ122。ノース・カロライナ大心理学部卒。嘘発見器歴1500件。自白率92%。
プラクストン:33歳。IQ102。レークモント高校卒。157人中125番。スーパーの警備員を経て警察。

だそうです。

ロングテール度:★★★★
お奨め度:すみません。評価できません。


胴体を真っ二つに切り裂かれた娼婦殺人事件の取調べが舞台です。被疑者は、ウェイランドという大富豪の息子。取り調べるのは、ケネソウとプラクストンの二人の刑事。ティム・ロスが、なんだかつかみ所のないウェイランドという男を巧妙に演じています。ウェイランドは、ベテラン二人の刑事の嘘発見器テストを、口八丁で巧妙にくぐり抜けていきます。

娼婦殺しの犯人は誰かという興味に加えて、取調室のなかは、次第に心理劇の様相を呈していきます。それぞれにクセのある三人の男たちのやり取りは、次第に思わぬ方向へ発展して行き、取り調べる側と取り調べられる側が逆転し、刑事が反対に追い込まれていきます。

このあたりの脚本の妙は、すばらしく、読めない展開につい引き込まれてしまいます。三人の男たちの演技もとてもよいです。

総合的に観ると、この映画はとても面白いのですけど、困った点が一つだけあるのです。それは、ラストに大きなどんでん返しがあるのですが、その意味がまったく分からないこと。ミステリー仕立てで作られているので、観客が作品を素材として愉しむ「左脳映画」とも違います。ミステリーなのであれば、きっちり作ってしっかりと納得させて欲しかった。納得したうえで、ああやられた!と悔しがらせて欲しかったです。意味の分からないまま放り出されたようで、後味が悪かった。

殺害される娼婦の役をレネー・ゼルウィガーがやっているのですが、なんとこの娼婦の名前が、エリザベス・ロフタスというのです。映画を観ていて、思わずのけ反ってしまいました。

エリザベス・ロフタスは、アメリカのワシントン大学の有名な認知心理学者です。心理学の視点から司法にも係わり、目撃証言の研究の第一人者です。ロフタスの名を有名にしたのは、”虚偽性記憶症候群”に関する、一連の論争です。1990年代のアメリカでは、回復記憶セラピーという心理セラピーが大流行し、この治療により失われていた幼児期の性的虐待の記憶を思い出した女性が、父親を訴えるという訴訟が多数おこされ、多くの冤罪を生み出しました。この流行に待ったをかけたのが、エリザベス・ロフタスです。彼女は、「スーパーマーケットの迷子実験」という心理実験を通して、体験したことのない出来事を、体験したと信じ込ませ、その記憶を甦らせることが可能なことを示しました。これにより、回復記憶セラピーの問題点が白日にさらされ、虚偽性記憶症候群による訴訟の流行は、失くなったのでした。この時、エリザベス・ロフタスと、精神的外傷の権威であるジュディス・ハーマンとの間で闘われた論争は、メモリーウォーとも呼ばれ、科学上の論争として大規模なもののひとつです。このあたりの状況は、ロフタスの「抑圧された記憶の神話」に詳しいです。

被害者の娼婦に、エリザベス・ロフタスの名前を付けるなど、明らかに脚本が狙ってやっているなとわかります。心理学なども取り込んだ、凝った脚本だっただけに、ラストのどんでん返しの処理が、とりわけ不満に感じてしまいます。



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この記事に対するコメント

虚偽性記憶症候群には興味があります。
【 なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか 】という本が早川文庫から
出ているのですが、これはエイリアンに誘拐されたとする人たちの
心のメカニズムを解き明かそうとした研究を本にしたものです。
エイリアンに誘拐されたのはほんとうかもしれないけれど
もしかしたら自分で思い込んでいるのかもしれないという仮説の中で
虚偽性記憶症候群が取り上げられています。
それによると視覚的な思考をする人たちに
そういう過ちが多くなる傾向があるらしいということです。
なのですが、実はわたしもかなりの視覚思考のタイプなので
以後、自分の記憶のすべてを疑っています。
(視覚思考は自分では気が付きにくいのですが見間違い、聞き違いが多いタイプでもあります。笑)
この本を読んで以後、自分の記憶に自信をなくしてしまったが困ったところです。
映画、ストレスがたまりそうですが、こわいものみたさで見たいような気もします。笑
評価なしは珍しいですね。
【2008/06/17 17:40】 URL | penpen #ZNkQllYk [ 編集]


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