プロフィール

ロングテーラー

Author:ロングテーラー
職業:会社員
家族:妻、子供(二人)
趣味:映画、小説、裁判

最近の記事

最近のコメント

スポンサードリンク

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター

アクセスカウンター

FC2カウンター

オンラインカウンター

現在の閲覧者数:

フリーエリア



MoMAオンラインストアジャパン

ロングテール研究所
誰も知らないお奨め映画『ロングテールムービー』を発掘する【ロングテール研究所】
             
ロングテール研究所では、採り上げる作品を以下の様にロングテール度とお奨め度の二つの指標で紹介しています。お奨めでない作品は、基本的に取り上げないつもりです。

ロングテール度:★(誰もが知っている)、★★(殆どの人が聞いたことがある)、★★★(聞いた事があるような・・・)、★★★★(知っている人はめったにいない)、★★★★★(誰も知らない)  ・・・サンプルはこちら

お奨め度:★(もしご興味があれば)、★★(お奨め、でも人によっては・・・?)、★★★(観る価値あります)、★★★★(機会があれば是非!)、★★★★★(探してでも観て!)


スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「著者略歴」 小説家志望の青年が巻き込まれる犯罪ミステリー
ジョン・コランピット著のミステリー小説、「著者略歴」。

ウィリアム・ゴールドマン原作の映画の紹介が二回続きました。読み始めたら止められない迫力に満ち、それでいてどこか人を食ったところのあるウィリアム・ゴールドマンの小説。もう少し人気が出てもいいのにといつも思うのですが、日本ではやはり「脚本家」ウィリアム・ゴールドマンの方がメジャーのようです。

今回、ご紹介する小説「著者略歴」は、どこかそんなゴールドマンの小説に通じるところがあるページターナー・ミステリーです。

ロングテール度:★★
お奨め度:★★★

作家になる事を夢見る青年キャルは、ある日、ルームメイトの書いた小説を読んでしまい大ショックを受けます。法律家志望のルームメイトの書いた作品は、まぎれもない大傑作。しかも、その内容は、以前キャルが語った、彼自信の日常を物語にしたものでした。ルームメイトへの嫉妬に燃えるキャル。ところがそのルームメイトは、原稿を残したまま事故死してしまいます。

ミステリーのプロットとしては、それほど目新しいものではないかもしれません。やはりこの小説を際立たせているのは、著者コラピントの文体と語り口でしょう。冒頭の数行を引用してみましょう。


おいおい明らかになるけれども、スチュワートについて書こうと思うとペンの動きが滞る。いったい、何をどう書いてよいのか途方に暮れるばかりだ。とにかく、スチュワートの突きつけてくる問題の複雑さは並外れている。彼のことを語るのは、親しく付き合うところまで話が進んでからにしようか。それとも出会いの場面ですべてを語ってしまおうか。知り合ったばかりの頃は真の姿に気づくべくもなく、凡庸さを装った仮面にすっかり騙されていた。ずいぶんと長い間、スチュワートはぼくの人生におけるたんなる脚注であり、彗星のごとく文壇に登場し、時代の寵児として名をほしいままにする僕の夢物語の中で、読み捨てられてゆく参照文にすぎなかった。



どうです。つい、先が読みたくなりませんか?

「太陽がいっぱい」+「シンプルプラン」のサスペンス、という宣伝文が付けられたそうですが、なるほどと思います。主人公のキャルは、オイオイというところはありますが、決して悪人ではなく、少し性格の弱いところがあるが故に、次第にどうにもならない泥沼にはまりこんでしまうようなヤツです。そんな主人公が苦しむ様子を意地の悪い眼で娯しみながら、一気に最後まで読んでしまいます。




にほんブログ村 映画ブログへ人気ブログランキングバナー(小)


テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学

「アイ・ロボット」
2004年公開のSF映画、「アイ・ロボット」です。ただいまDVDを見終わったばかりです。

ロングテール度:★★
お奨め度:★★

まだ新しいし有名な作品なのでロングテール度は★二つでしょう。お奨め度も、残念ながら★二つといったところ。

見所は、特撮と迫力のあるアクションシーンが満載のところ。お話は、はっきり言ってB級ですね。

私は、アイザック・アシモフの「われはロボット」は未読なのですが、本当にこんな話なのでしょうか?ロボット三原則が出てきますが、ストーリーのメインラインにはまったく関係ありません。真面目に観るとがっかりします。物語の後半はドタバタの連続で、いかにもウィル・スミス主演の映画です。これならどんな結末を持ってきても同じです。それでも、特撮の迫力で最後まで観る事はできますが・・・。

大スター(ウィル・スミスのこと)主演で、お金も掛かっているようですが、はっきり言って

にほんブログ村 映画ブログ B級映画へ

ですよね?

テーマ:特撮・SF・ファンタジー映画 - ジャンル:映画

「鈴木先生」
昨日の話題に続いて、今日は私が最近いちばん面白いと思っている漫画を紹介しましょう。

「鈴木先生」 (武富健治)

第11回文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞、だそうです。もうあちこちで紹介されて、有名な漫画ですよね。

はじめに一巻を読んだとき、正直言って面白いのかつまらないのか判断が出来ませんでした。真面目なのか、コメディなのか分からん。ここで笑っていいのかどうか考えてしまう、という不思議な体験をしました。三ヶ月くらいしてようやく、まああれは面白かったんだろうと思えるようになり、二巻を買いました。ここからは、頭をひっぱたかれたような面白さ。現在四巻まで出ていますが、続きが読みたくてしょうがありません。

主人公である鈴木先生は、男女共学の中学校の先生です。その名前のように、一見、どこにでもいそうな平凡な先生なのですが、こんな先生どこにも居るわけありません。

「斬り込んで動揺させたつもりか知らんが……返しやすい球だ!!」

「ヤバそうに見えるかもしれませんけど…ちゃんと自覚してここまではギリギリ大丈夫、許されるってラインまでと決めてガス抜きしてるんです!十分に理性の手の内なんですよ…ご心配なく」(ニコッ)

「あの子は---僕にとって…のんのんさまなんです!!」

もうたまりません!すごい台詞です!
安易な結論に逃げることなく、毎回、脂汗流して思考に思考を重ね、論理的に結論に導いていく。もう鈴木先生にあったら、どんな生徒だって納得させられるしかありません。・・・生霊も愉しみです。

あと、この漫画の面白いところは、各エピソードが閉じていなくて、微妙に以後の話に影響を残しているところが挙げられます。たとえば、最初のエピソードでは、食事中のちょっとしたクセがテーマになっているのですが、そのエピソードが終わり、物語がずっと進んだ後になって、思わぬ人物が食事中に不意にそのクセを見せる何気ない一コマ。ドキッとします。人物描写の冴えというだけでは片付けられない、輝きがあります。

ロングテール度:★★
お奨め度:★★★★★



FC2 Blog Ranking

テーマ:日記 - ジャンル:日記

ロングテール度:★★「逢びき」(デビッド・リーン)
ロングテール度:★★
お奨め度:★★★★★

ロングテール度:★★です。難しいところです。何を選ぼうか考えていたのですが、最近公開されたほとんどの映画がこのカテゴリに入ってしまう気がします。あとは往年の名作もここでしょう(もっとも「風と共に去りぬ」クラスになるとファットボディだと思うので一概には言えませんが……)。映画のロングテール度を考えた場合、時と共に変わってくることを念頭に置かねばなりませんね。そして大多数の作品は、ロングテール度:★★から始まって、あっという間に★★★★★に滑り落ちて行くのではないでしょうか?

というわけで今回は、デビッド・リーンの「逢びき」です。1945年の白黒作品です。往年の名作です。映画に関心のある人で知らない人はいないでしょう。だけど実際に観たことあるかというと、どうでしょうか。その後、何度かリメイクされていますね。

お奨め度は★五つです。この映画、本当に面白いです。それこそ何度も見返してしまいます。恋愛映画なんですが、非常にミステリ的な味付けがあります。いえ、ストーリーにミステリ的な要素は皆無なのですが、その語り口がまさにミステリー映画なのです。最後にやられますよ!まあ、ミステリーじゃないのでどんでん返しとは言わないでしょうが。それこそ「うわああ、やられた!」と叫んでしまいます。その水際立った演出の冴えには言葉も出ないくらいです。そして見終わったら必ず、最初から見返してしまうでしょう。

この映画を見ると、恋愛映画に二種類あることが分かります。情感に訴えかけるものと、心理劇の二つです。ほとんど恋愛映画は前者ですが、この映画は後者の代表作だと思います。登場人物の心理の変化、心理の読みあいの面白さ、それを実に見事に表現しています。
貞淑な人妻が、他の男に魅かれ、はじめて一緒に食事をする。その心を自分にも偽って、男の人と食事をするくらい何でもないことなんだと言い聞かせる。わざと明るい表情で家に帰ると、なんと自分が男と食事していた時間に、子供が交通事故に遭っていたとわかる。思わずドーンですね!人妻は自分を責めに責めます。翌週、もう一度男と食事することを約束していたのです。そして、今度会うときに、もう二度と会わないと宣言することを誓います。そして翌週。はっきり言ってやるんだという頑な気持ちで待ち合わせ場所に行くのですが、なんと、相手は現われません。はぐらかされたような気分で、一日、一人で時間を潰す。そして、帰りの電車に乗るのですが、電車が動き出した瞬間、待っていた男がホームに駆け込んでくるのです。思わず窓から身を乗り出す人妻。ここよ!と手をふる。男が駆け寄ってくる。「来週、また待ってる」「必ず行くわ」その時の人妻の少女のような表情。そして、彼女は自分が、もはや退っ引きならないところに来てしまったことを悟る。



* 現在、中古品が一点のみ入手可能のようです。

テーマ:ヨーロッパ映画 - ジャンル:映画



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。