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Author:ロングテーラー
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ロングテール研究所
誰も知らないお奨め映画『ロングテールムービー』を発掘する【ロングテール研究所】
             
ロングテール研究所では、採り上げる作品を以下の様にロングテール度とお奨め度の二つの指標で紹介しています。お奨めでない作品は、基本的に取り上げないつもりです。

ロングテール度:★(誰もが知っている)、★★(殆どの人が聞いたことがある)、★★★(聞いた事があるような・・・)、★★★★(知っている人はめったにいない)、★★★★★(誰も知らない)  ・・・サンプルはこちら

お奨め度:★(もしご興味があれば)、★★(お奨め、でも人によっては・・・?)、★★★(観る価値あります)、★★★★(機会があれば是非!)、★★★★★(探してでも観て!)


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「パピヨン」 実話にもとづいた脱獄ドラマ
スティーブ・マックィーン、ダスティン・ホフマン出演。フランクリン・J・シャフナー監督の「パピヨン」。
原作はアンリ・シャリエールの自伝小説です。

ロングテール度:★★★★
お奨め度:★★★★

スティーブ・マックィーン演じる囚人は、胸に蝶の刺青があることからパピヨン(蝶)と呼ばれています。パピヨンは殺人罪による終身刑で、南米フランス領ギアナの刑務所に入れられますが、とにかくひたすら脱獄を繰り返すのです。パピヨンの自由に対する執念には、凄まじいものがあり、何度失敗してもまた脱獄を繰り返します。また、ギアナの刑務所というのが、ふつう想像する刑務所とはまったく違う過酷なところ。ほとんど人跡未踏のジャングルのようなところなのです。

ダスティン・ホフマンは、友人のドガ役。後半、パピヨンが島流しにあってから、パピヨンを遠くから見つめるダスティン・ホフマンの顔がアウトフォーカスで何度も画面に映るのが印象的です。ふたりとも、すっかり老け込み、よぼよぼになってもまだパピヨンは脱獄を諦めません。ドガには、パピヨンのせいで釈放を不意にした過去があり、一時、パピヨンを恨んでいる時期があったのですが、最後にはわだかまりも消え、ふたりで島で暮らそうとパピヨンに言います。しかし、パピヨンは自由を諦めず、断崖の上で最後の別れのシーンとなります。

青い海、青い空、白い砂浜、緑のジャングルと、美しいような眩しいような自然がいっぱいに溢れた映画です。特筆に価するのがジェリー・ゴールドスミスの音楽。物悲しいパピヨンのテーマが耳について離れません。



「パピヨン」と直接は関係ないのですが、同じテーマで、やはりこれは外せないでしょう。




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「ギャシュリークラムのちびっ子たち - または遠出のあとで」 死んだ子供たちのABC
わたしがはじめてこの作品に出会ったのは、1978年の早川ミステリマガジンの特集「子供の中の殺人」でした。その特集の中に掲載されたイラストのような漫画のような奇妙な作品が、この「死んだ子供たちのABC」なのです。

ロングテール度:★★★★
お奨め度:★

さすがにこれをお薦めするには気が退けてしまいます。でも、けっして作品的に劣っているという意味ではありません。一目見たら忘れられないインパクトの強烈さでは、右に出るものはないでしょう。

エドワード・ゴーリーという人の絵本、「ギャシュリークラムのちびっ子たち」という形で入手可能なようです。

少しだけ内容を紹介しますと、26人の子供が様々な状況で死ぬところを坦々と綴ったという、まあ、人によってはとんでもないと言われかねないものです。「Aは階段から落ちて死んだエイミーのA」というタイトルで、そのイラスト(エイミーが階段から落ちて死ぬところ)が書いてあります。こんな調子でAからZまで続くのです。

なんとも言えないイラストなのです。内容の残酷さ、不吉さ、に加えて、なにか物悲しさというか、そう云えば少年時代、一人でいるときこんな気分になったことあるなあっていう、一種のノスタルジーのようなものを感じさせる絵なのです。

けっして、万人むけのものではありません。でも、埋もれさすにはとても惜しい作品です。




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「文学ト云フ事」 文学を読むための予告編?
「文学ト云フ事」は、1994年4月から六ヶ月間、フジテレビで放映された深夜番組。
文学を読むための予告編というコンセプトで、毎回、一つの日本文学作品をとりあげ、番組の最後にその「予告編」を放映します。

ロングテール度:★★★★
お奨め度:★★★

非常に凝った内容で、毎週愉しみにしていました。いつも観た後は、その作品が読みたくなったものです。放映された作品は、

  1. 武者小路実篤「友情
  2. 夏目漱石「三四郎
  3. 川端康成「みずうみ
  4. 太宰治「人間失格
  5. 森鴎外「
  6. 谷崎潤一郎「蓼食う虫
  7. 読書感想文スペシャル
  8. 田中英光「オリンポスの果実
  9. 田山花袋「蒲団
  10. 安部公房「箱男
  11. 伊藤左千男「野菊の墓
  12. 太宰治「斜陽
  13. 読書感想文スペシャル
  14. 三島由紀夫「美徳のよろめき
  15. 夏目漱石「夢十夜
  16. 岡本かの子「老妓抄
  17. 川端康成「朝雲
  18. 森鴎外「青年
  19. 室生犀星「或る少女の死まで
  20. 読書感想文スペシャル
  21. 二葉亭四迷「浮雲
  22. スペシャル


「朝雲」「野菊の墓」「オリンポスの果実」の初々しさは、観ていて思わず胸がキュンとなります。「民さんは、なにがなし、野菊のようなふうだからさ」なんていうセリフ、いかにも昔の文学っぽくってたまりません。

うってかわって、「みずうみ」「人間失格」「箱男」などは、おもわずぞっとするような凄みに満ちています。

「蒲団」の主人公の情けなさ、女々しさもとてもいい。

バックグラウンドに流れる音楽の選曲もいいですね。

これらの中で、わたしが最も好きなのが、太宰治の「斜陽」です。最高傑作です。緒川たまきさんが演ずるかず子には、おもわずため息がでそうになります。

スウプをひと匙、スッとすくってお母様が、「あ」


もあります。

「弱虫」


もあります。

女がよい子を生むためです


もあるのです。

以下は、YouTubeで見つけた文学ト云フ事、「斜陽」の予告編です。



ついでにもう一つ、YouTubeから。安部公房の「箱男」。こちらもお薦めです。
(これも緒川たまきさんが、とても美しい)




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「合衆国最後の日」 ロバート・オルドリッチのハードサスペンス
ハードサスペンスという言葉がぴったりの衝撃作「合衆国最後の日」。

ロバート・オルドリッチ監督の隠れた傑作です。刑務所を脱獄したバート・ランカスターが、ICBMサイロを乗っ取り、合衆国大統領を脅迫するというストーリー。硬派の作りでぐいぐい押しまくる演出がサスペンスを盛り上げています。

ロングテール度:★★★★
お奨め度:★★★★

同じバート・ランカスター主演の「五月の七日間」と雰囲気が似ています。どちらもガチガチのポリティカル・サスペンスです。派手な場面やCGなど一切無いにも係わらず、観客を椅子に釘付けにする迫力。こういうサスペンス映画を待望しているのですが、なかなか出会えません。

ロバート・オルドリッチは、マルチスクリーンをつかって、複数視点を同時に見せることによりサスペンスを盛り上げて行きます。回転する監視カメラの視界に入らないようにしながら、特殊部隊がサイロに接近する場面など、マルチスクリーンが効いてはらはらさせられます。

そして、この映画だけがもつ、あの衝撃的なラストシーン。

今となっては、かなり忘れられた作品になってしまいましたが、以前取り上げた、「ブラックサンデー」と共に、70年代を代表するハードサスペンス映画の傑作です。




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「地球爆破作戦」 スターウォーズ以前のSFらしいSF
「サブウェイパニック」につづき、ジョセフ・サージェント監督のSF映画「地球爆破作戦」です。隠れたSFの名作として、SFファンの間でしばしば話題になる作品です。しかし、DVDも出ておらず、現在では幻の作品となっています。

ロングテール度:★★★★
お奨め度:★★★

私がこの映画を観たのは中学生時代、日曜洋画劇場で淀川さんの解説つきでした。この時代(ビデオもDVDも無かった)、映画を見ようと思えば、映画館へ行くか、テレビの洋画劇場の放映を待つか、自主上映をするかしか方法はありませんでした。ですからテレビの洋画劇場はわたしたちが映画に触れる、日常的な手段でした。なかでも淀川さんが解説をやっている日曜洋画劇場はブランドで、洋画に興味のある学生たちの月曜の朝のあいさつは、「昨日のアレ、観た?」でした。

「地球爆破作戦」が放映された翌、月曜日。わたしやその友達たちは、この映画の話題で興奮したものです。それまでSFにあまり親しみのなかった私たちは、SFって面白いよなあとしきりに語りあったものでした。(今でこそSFは映画の王道ですが、スターウォーズ以前は金ばかり掛かって変わり者が見にくるだけのC級ジャンルとして、映画作成者には忌み嫌われていたそうです)

「地球爆破作戦」の内容は、アメリカが秘密裏に作ったコロッサスというスーパーコンピューターが、人類を支配しようとする物語。PC98も、アップルⅡも、アタリ800も、オルテア8800も無かった時代。コンピューターは象牙の塔の中の、遠い存在でした。稼動を開始するやコロッサスは、通信回線を通じてソ連が同様のシステムを開発していることを察知します。ソ連のつくったガーディアンとコロッサスは、あっという間に共通言語を作り出し共同戦線を張り、人類に挑戦してくるのです。

超高性能なスーパーコンピューターと人間の科学者がどう戦うか。互いに相手の裏をかき、先手を取ろうとする頭脳戦が続きます。「刑事コロンボ」に熱中していた中学生のわたし達を痺れさせたのは、こういうクールな頭脳戦でした。思えば最近のSFって、ファンタジーの方ばかりで、頭脳戦的な面白さを追求した作品てないですよね?

DVDもビデオも手に入らないようです。代わりに同じテーマの、J.P.ホーガンの名作「未来の二つの顔」を小説と漫画で紹介します。



* 最近になって「地球爆破作戦」のDVDが発売になりました。



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テーマ:特撮・SF・ファンタジー映画 - ジャンル:映画



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